目の前の事”良い”or”悪い”どっちなのか?|自然栽培の教え

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矢印目の前の事”良い”or”悪い”どっちなのか?|自然栽培の教え

私達は、目の前で起こることを
良い事、悪い事と判断しがちですが、
その判断は、本当に正しいのでしょうか?

一昔前には、
ポジティブ思考が良くてネガティブ思考は良くないという本がたくさんありました。

確かにポジティブ思考は、前向きになるし楽でもあります。

しかし、
本当にネガティブ思考は良くないのでしょうか?

例えば、すごく大きな地震がくるよと誰かが予言します。

ポジティブ思考の人は、
なったらなったで何とかなるよ。と言い

ネガティブ思考の人は、
数日分の水や非常食、避難用の備品を用意するかもしれません。

実際に地震が来た場合
ネガティブ思考の人の方が良かったと言えるかもしれません。

何が良くて、何が悪いという境界線は非常に曖昧で
良い、悪いが言えないように思います。

農業での雑草や病害虫は"良い"のか"悪い"のか

水田において
水田雑草は、非常に大敵です。

慣行栽培米では、
草は、収量を減らす、悪い物として扱われ、雑草と呼ばれ
数々の除草剤で処理されます。

でも、自然栽培では、
草こそが土壌を作る重要な役目があると考えます。

草は、二面性があるのです。
収量を減らす不要な雑草 VS 土壌を作る重要な役目

虫やある種の菌も大発生すると大変ですね。

水田には、ウンカが毎年のように来ますね。

慣行栽培米では、
飛来する虫が稲に損傷を与え、収量が減るという事で病害虫と呼び
農薬散布をすることで被害を抑えています。

でも、自然栽培では、
虫や菌は、人間にとって不要な物を食べて
糞として土に還して無毒化しているとも言われています。

そのため、
自然栽培農家は、虫や菌を薬剤では殺さず、
虫に食われるのは仕方のない事だと捉えています。

虫や菌は、二面性があるのです。
稲に損傷を与え収量を下げる敵 VS 人間に不要な物を無毒化してくれている

私が、亜熱帯地域の南の島で農業をしているときに
ナッパを育てていました。

いつもは、充分な草に鶏糞を少し混ぜて、発酵堆肥をつくり
その堆肥を散布後に菜っ葉を植えていました。

しかし、ある時急いで収量を上げる必要があり
肥効が強い鶏糞だけを撒いて、成長を早めようと思ったのです。

そしたら、
ナッパを食べるコナガが大発生し、
無数に舞うコナガと跡形もないナッパを見て呆然と立ち尽くしました。

コナガという虫が
鶏糞の濃い養分を吸わした不自然なナッパを
(もしかして、亜硝酸対窒素の多い有毒なナッパを)
人間に食べさせないために跡形もなく食べてしまったのかもしれません。

結局、”良い”も”悪い”もない

農業において、草や虫、菌を見てわかるように
二面性があるので、良い、悪いとは言えないのが分かります。

昔のことわざ「万事塞翁が馬」が伝えられてきたように
幸福と災いは紙一重、どちらともいえない。

下記の陰陽太極図(おんみょうたいきょくず)をご存知でしょうか?

陰陽太極図

黒が陰、白が陽
全体では、黒と白は同じ量で描かれていて
陽の中にも陰の黒丸があり、陰の中にも陽の白丸がある。

私達が太極図の外周を歩いているのをイメージすると
右側の陰の部分を下に歩いて陰が極まると陽に転じ
左側の陽の部分を上に歩いて陽が極まると陰に転ずる。

さらに
陰とも陽とも分けれない、
真中の波状の白と黒の境界線は、
「中庸」と呼ばれる状態で、
”良い”も”悪い”もない状態です。

全ての私達に起る物事は
それ自体には意味がなく、”良い”も”悪い”もなく
ただ、私達がどちらかに解釈しているだけです。

そして、不思議なことに
”良い”or”悪い”と判断しなくなると
随分と心が楽になります。

ただ自分の心の声や心地の良い方を選ぶと良いです。

例えば、農薬
農薬は、
収量を上げるために良いかもしれないし
微生物を殺すから悪いかもしれない。
どちらでもいいんだけど
なんか、私の心は農薬を使いたくないと言っているからやめとこ みたいな。

良い、悪いはないけど
心の声は人それぞれですので、行動が変わってきますね。
自分の心地の良い行動を積み重ねていくと良い方向に行くと思います。

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